漁業トピックス
「きんちゃく網」漁法発祥の地。
魚の宝庫といわれる紀伊水道に面す日高町。
瀬戸内海海域と太平洋海域(黒潮)が交わる日高沖は県下有数の好漁場で魚種も豊富です。
町の漁業は一本釣り、刺し網、巻き網、採貝などを主とする典型的な沿岸漁業で、中でも巻き網漁業は漁獲量の約9割以上を占めています。
町を代表する阿尾漁港は県下4大漁港の一つ。
ここは通称”きんちゃく網“といわれる日本の巻き網漁法発祥の地。この漁法は大正8年に日高町出身の大出弥右衛門がカナダから技術を持ち込んだのが始まりといわれています。
当時は多くの漁師が、千葉・銚子沖や瀬戸内海まで出かけていたことから全国にこの漁法が伝えられ、急速に広がりました。
町内には、第4種漁港(避難港)にも指定されるこの阿尾漁港をはじめ、9つの漁港(うち3港は由良港湾内)があり、農業と並んで、本町産業の中では重要な位置を占めています。
町沿岸部の恵まれた自然環境や、海水浴場、釣り場、クエ祭、クエ料理などの豊富な地域資源を活用し、即売所やイベントの開催などを通じて、都市部との交流を促進するとともに地元水産物の消費拡大に努めています。
お問い合わせ
産業建設課
電話:0738-63-3804
ファクシミリ:0738-63-3822